(Pandora by Odilon Redon)
毎朝、見知らぬどこかの誰かが作ったプレイリストを聴きながら出勤するのが好きだ。他人の頭の中を覗いているような、毎日違う誰かになりすましたような気分で歩くことができるから。
2年前の誕生日から、わたしの目標は自分を大切に、愛せるようになることだったのに、その目標は未だにほど遠い。
駄目だとわかっているのに 最近は他人の生活と自身のそれを比べて勝手に落ち込むことが多くて、しばらくソーシャルメディアから離れたほうが良いのかとぼんやり考える。
携帯電話の向こう側の人たちの持ち物や生き方を羨むより、好きな映画の主人公やコレクションルックを参考にした方がきっと良いのだろう。良いとわかっているのに、やめられない
三菱一号館美術館にて、ルドンを鑑賞した。もう幾度もルドンの作品を見ているのに、見るたびに鳥肌が立つ。こういう純粋な感覚だけを感じていられたらどんなに幸せだろう。