N0V3L-Novel
今年に入って一番の出会いはCrack CloudとN0V3Lを知れたことだと心から思う、自分にとって2019年最重要な２組！
N0V3Lはカナダ出身、Crack Cloudのメンバー3人を含むバンドで、エディ・スリマンによる新生セリーヌのショーの音楽にも抜擢されたそう。
とりあえずこのビデオを観てほしい
N0V3L - TO WHOM IT MAY CONCERN
一目観た瞬間にこれはヤバい集団だとわかる、出で立ちからデザインからビートまでセンスが光りまくった作品。思わず身体が動き出すポストパンク、反抗精神が見え隠れする歌詞も良い...。ずば抜けて上半期No.1！8曲もれなく全てが最高。
Jonatan 127 Leandoer-Nectar
Jonatan 127 Leandoerは、スウェーデンのラッパー・Yung Leanによるプロジェクト。
ラップは普段好んで聴かないしどちらかというと苦手なのだけれど、彼の音楽にはラップだけでなく色んなジャンルが落とし込んである感じがして、自分にはすごく聴きやすいし全体を通してお気に入りなアルバム。彼の所属しているYEAR0001というレーベルが今すごく気になっています。
Cherry Glazerr-Stuffed & Ready
USロックバンド、Cherrry Glazerrの3rdアルバム。彼女も2014年、エディによるサンローランのショーに起用されたみたい。エディのアンテナすごいなー。ファズの効いたギターの音でテンションが上がる、朝とか通勤の時とかに聴きたいアルバム！
Feye Webster-Atlanta Millionaires Club
2019年前半は女の子のSSWの良いアルバムがたくさん出て本当にどれも良かったけれど、Feye Websterはその中でも特にお気に入りのアーティスト。アトランタ出身の21才、まずお顔が可愛すぎる泣
肝心な音楽も、アトランタっぽい（行ったことありません）リラックスしたメロディで心地よい…ビーチでお昼寝しながら聴いたら最高だなぁ。この絶妙なゆるさ、私が好きなThe Mariasの音楽にも似ている気がする。
Stella Donnelly-Beware of the Dogs
Feve Websterとツアーを回ったこともあるStella Donnellyの2ndアルバム。彼女は去年のデビューアルバムからかなり話題になってたけれど、自分的にはあまりピンと来なくて…でもこの2ndはすごく好き。どんな気分の時に聴いてもマッチする、いつでも寄り添ってくれる音楽。癒されるし元気になれる。
Wicca Phase Springs Eternal-Suffer On
Wicca Phase Springs EternalはLAのヒップホップチーム GOTHBOICLIQUEのメンバー。ジャケットのイメージ通りダークでゴスなヒップホップ。落ち込んでる時に聴いたらもっと落ち込むかもしれない、でもなんか好きでよく聴いてしまうアルバム。ラップなのにアコースティックギターの音が絶妙に合っていて良い… あと彼の気怠い感じのビジュアルがすごく好き。
Fat White Family-Serfs Up!
サウス・ロンドン出身Fat White Familyの3rdアルバム。Shame、HMLTD、Gort Girlなどのサウス・ロンドンのアーティストが大好きなのですが、彼らはそんなサウス・ロンドンシーンを代表する存在。反骨精神があるけど決して内に向かうことはなく、サイケデリックな雰囲気やダンス・ミュージックの要素も感じられるアルバムで、まさに自分が求めている音楽そのものでした。
そういえば最近TemplesのギターがFat White Familyに加入したらしい。
100 gecs-1000 gecs
初めて聴いた時なんだこの音楽、とめちゃくちゃ衝撃だった100 gecsはシカゴのラップ・デュオ。ヒップホップなのになんかポップだしキラキラしたサウンドだしエレクトロニック感すごいし突然歪みまくるし、強烈。自分の持っている語彙じゃ表せないのでぜひ一度聴いてみてほしい！いきなり心拍数上がりまくるよ！
Cowgirl Clue-Icebreaker
Aya Gloomyという日本人アーティストが好きなのだけど、彼女と仲が良いみたいで知ったCowgirl Clueのデビューアルバム。ちょっとチープだけどキャンディみたいなポップで聴いていて楽しいアルバム！
2019年上半期のベストアルバム9つ選んでみましたが、やっぱりN0V3Lがずば抜けて素晴らしかったな。
2018年はいわゆるベッドルーム・ミュージックのような力の抜けたローファイな音楽を好んで聞いていたけど、2019年は反抗心と少しのダークネスを感じられて、脳に直接響くような音楽が聴きたくなった。どうしてかは分からないのだけど！
あと春にロンドンに行ったこともあって、その付近は特にロンドンのアーティストをたくさん聴いていた。とりわけHMLTDは、彼らの持つ唯一無二のカリスマ性にやっと気づいて今年に入ってすごく好きになった。新しいアルバム準備中みたいなので楽しみ。
そしてこうした音楽を知れたのは、なんとっても原宿にあるレコードショップBig Loveの影響が大きい！
Big Loveは主に海外のインディーズの新譜を取り扱うレコードショップで、ここのセレクトする音楽はもう外れなしにすべて素晴らしいのです。
そんなセンスの良さに魅了されて、オーナーがやっているラジオやブログの更新を毎週心待ちにしています。お店はちょっと入るのを躊躇してしまうような雰囲気もあるのだけど、今年はめげずに通ってたくさんレコード買いたい！
以上2019年上半期ベストアルバム9選でした。
最後に、アルバムではないのだけど最近Girl Bandが出した新曲"Shoulderblades"が衝撃的だったので紹介。
とにかく一回聴いてみてほしい、凄いので。アルバム楽しみすぎる！
