Apr 16

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元々脆かったこころが最近さらに弱ってきて、ちょっとしたことで傷ついてしまう毎日

試着したジーンズのボタンが閉まらなくて、傷つく

予定をキャンセルして飲み会に行かれて、傷つく

フィルムの現像に失敗して、傷つく

 

こころが敏感すぎて困ってしまうな、自分で自分の機嫌を上手にとれる人が羨ましい。自分はというと趣味はとても多いのにどれも気分転換にはなっていないみたいだ。

 

こうありたいと思う存在とは全く逆の行動をとってしまうのはなぜだろう?大好きな岡崎京子の主人公みたいに、あっけらかんとしていたいのに 実際は部屋でひとりめそめそしている

 

上野千鶴子さんによる今年の東大の祝辞がとても素晴らしくて、東大つながりで前から気になっていた姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』を読んだのだけど、本当にずっとずっと悲しくて苦しかった。もう読みたくはない。

 

さいきんはミツメの新譜が良くてこればかり聴いている。https://itunes.apple.com/jp/album/ghosts/1455945643

このアルバムは不在感がテーマになっているみたいで、「なめらかな日々」の歌詞にも

あなたがいない それ以上のなにか

という一節があるのだけど、

この感覚が わたしが一年前くらいに書いた日記の中身とすごく近くて不思議な気分になったよ

 

不在であることの存在を受け入れるということ。 近しい人たちが死んでいくことには割と慣れてしまったのだけれど。 ある日を境に姿を見なくなった父親とか、春から地方に就職した恋人とか、今まで一緒にいることが当たり前だった人が、物理的にこの世からいなくなるわけではないけどわたしとは違う場所で生活をしているという事実を咀嚼することがなかなか出来なくて苦しい。サニーデイ・サービスの曲で 君がいないことは 君がいることだな  っていう歌詞があるのだけど最近その意味をやっと理解できた気がする。不在の存在が重くのしかかる感覚。